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ストレッチは運動前?運動後?
2022-10-19健康情報
ストレッチは運動前?運動後?
こんにちは。LUXAS+横浜 新井です。
日々、ご自身の身体の健康管理のため、最近身体が硬くなってきたから柔軟性を高めたいため、、、、こんな思いでストレッチをされる方も多いですよね。
しかし、こんな風に思うことはありませんか?
「運動前と後、どちらが効果的なんだろう?」、「運動前後で何が違うんだろう」
そこで今回はストレッチの運動前後の違いについて考えてみました。
・ストレッチの種類
静的ストレッチ(スタティックストレッチ)
同じ姿勢をキープし、じっくり筋肉を伸ばす方法が「静的ストレッチ(スタティックストレッチ)」です。
みなさんがストレッチと聞いてイメージするのは、この静的ストレッチが該当するかと思います。
静的ストレッチのメリットは、柔軟性(静的柔軟性)を高める効果が高いこと。
また、筋肉の緊張をやわらげ、血流を良くすることで、可動域を高める効果があるとされています。
運動後のクールダウンにおすすめです。
動的ストレッチ(ダイナミックストレッチ)
身体を動かしながら筋肉を伸ばしていく方法を「動的ストレッチ(ダイナミックストレッチ)」と言います。
子供の頃よく行ったであろうラジオ体操も、動的ストレッチのひとつです。
身体を動かしながら行うため心拍数が上がり、身体が温まって筋肉がスムーズに伸びやすくなります。
・運動前は動的ストレッチ
ウォームアップの目的を考えてみましょう。
目的は、運動の準備をすること。従って、良いウォームアップとは
1, 文字通り筋肉を温める。つまり体温を高める。
2, その後にやる運動に必要な動きに近い形で、あるいはその動きを誇張した形で身体を動かす。
3, 運動の動作に関連するスキルを練習する(筋トレで例えれば、バーベルの重りをつけずに、バーだけ持ってスクワットをする)
基本的に、運動前は静的ストレッチより動的ストレッチの方がおすすめ。
動的ストレッチをすれば、一度に両方の効果が得られるからです。
また、フォームローラーなどを使ったマッサージもおすすめ。
本格的なストレッチをすることなく、ポイントごとに筋肉を伸ばすことができます。
静的ストレッチをすると、最大筋力や最大出力が少し低下することがあります。
動的ストレッチなら、ストレッチ量は少なく、ウォームアップの利点をより多く取り入れられるのでおすすめです。
・運動後のストレッチは、関節可動域の柔軟性を鍛える絶好のチャンス
さて、運動が終わりました。今後のために柔軟性を高めておきたいなら、今が絶好のタイミングです。
運動後は、筋肉が温まり、ある程度柔軟性が高まった状態になっています。
つまり、ストレッチをより深く行えるということ。また、ストレッチのしすぎで運動に影響が出ないかを心配することなく、好きなだけ深くストレッチすることができます。
・注意点
多くの場合、疲労回復効果を考えてストレッチをされている方は多いかと思います。
しかし、近年のスポーツ医学の研究において実は筋肉痛を軽減・予防する効果はないことが判明しています。(筋肉の強張りを多少取る効果はあり)
運動後に疲労回復効果がある程度あるとわかっているのはマッサージだけです。(フォームローラーを使う場合も含む)
ストレッチを行う際の最適なタイミングとしては身体が温まっていることですので、関節可動域の向上効果としては適していると考えられます。
しかし、運動後のストレッチを疲労回復効果を考えて行っている場合、あまり効果は望めないのが現状だったりします。
せっかく行うのであれば、ゆっくりと時間をかけて、痛みや硬さなど、運動後の身体の状態を注意しながら行ってみてください。
・まとめ
今回は、運動前後どちらがよいか、タイミング、効果について紹介してきました。
小さい頃から馴染みのあるストレッチですが、闇雲にやっても効果は薄くなります。
闇雲にストレッチをしても、可動域の向上、柔軟性、ケガの予防にはつながりません。
正しく伸ばしている筋肉や、関節を意識して行うようにしてください。
さらに、無理して伸ばせば伸ばすほど良いというわけではありません。
ぜひともストレッチをしっかり行ってスポーツを楽しんでもらいたいです。
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