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仙腸関節の役割
2022-10-05健康情報
仙腸関節の役割
こんにちは。LUXAS+横浜 新井です。
最近は急に寒くなりギックリ腰になりそう、というお客様が多く来店されています。
寒くて筋肉も血流も縮こまってしまっているのでしょうか。
縮こまっている身体を急に動かして腰に痛みが、、、、、こんなことが起きているみたいです。
話を聞いてみると同じような箇所に痛みを訴えるお客様が多いのです。
そこは「仙腸関節」と呼ばれるところです。
みなさん「仙腸関節」って知っていましたか。
・身体の中心です
毎朝ベッドから起き上がるとき、長時間座っていて立ち上がるとき、夕方になるといつも、、、、と、腰に痛みがあるのが日常になっていませんか?
腰の痛みの原因は多岐にわたり、この筋肉を緩めれば全身が整う!というズバリ正解がなかなかないというのが正直なところ。
下半身の筋肉の張りのこともあれば、背中や肩こりから起こることもあります。
だからこそ、自分でもケアしづらく慢性的な痛みを抱えている人が少なくありません。
けれどもココが痛みの原因になりやすいというポイントはいくつかあります。
そのひとつが仙腸関節と呼ばれる骨盤にある関節です。
・仙腸関節とは
仙腸関節とは骨盤の骨である仙骨と、腸骨の間にある関節であり、周囲の靭帯により強固に連結されています。
仙腸関節は脊柱の根元に位置し、画像検査ではほとんど判らない程度の3mm~5mmのわずかな動きをします。
日常生活の動きに対応できるよう、ビルの免震構造のように根元から脊柱のバランスをとっていると考えられています。
自分の意思で自由に動かせる関節ではなく、外力を受けた際に、骨盤への衝撃を散らしたり逃がしたりと受動的に動く、そのような働きが仙腸関節の役割です。
中腰での作業や不用意な動作、あるいは繰り返しの負荷で関節に微小な不適合が生じ、痛みが発生します。
・仙腸関節障害とは
片側の腰臀部痛、下肢痛が多く見られます。
仙腸関節障害で訴えられる「腰痛」の部位は、仙腸関節を中心とした痛みが一般的ですが、臀部、鼠径部、下肢などにも痛みを生じることがあります。
局所の痛みにとどまらず、関連痛を多く引き起こすのがこの障害の特徴です。
また、ギックリ腰のような急性腰痛の一部は、仙腸関節の捻挫が原因と考えられます。
仙腸関節の捻じれが解除されないまま続くと慢性腰痛の原因にもなります。
長い時間椅子に座れない、仰向けに寝られない、痛い方を下にして寝られない、という症状が特徴的で、歩行開始時に痛みがあるが徐々に楽になる、正座は大丈夫という人が多くいます。
・レントゲンでわかる?
仙腸関節障害は、整形外科で行われる様な一般的なレントゲンやMRI、CT検査において異常がみられないため、診断が難しく見逃されることが多くあります。
痛みが強くでているのにどんな状態かわからなければ不安になりますよね。
ただ仙腸関節の役割や機能そのものについてはまだわかっていないことも多く、研究途上にあると考えてよいでしょう。
・インナーマッスルを鍛える
「多裂筋」
骨盤を構成する仙骨と腸骨をつなぐ仙腸関節を正しい位置で安定させその状態をキープさせています。
多裂筋には仙骨を引き上げる作用があります。
骨盤がニュートラルな状態で仙骨が引きあがると仙骨と腸骨の骨同士が支え合って位置が安定し、仙腸関節はネジが締まった状態になります。
「腹横筋」
骨盤をコルセットのように内側に圧迫する力が働き、仙腸関節を挟むようにして安定させます。
骨盤が締まると安定するので、ゆがみにくくなります。
骨盤の安定は全身の動きにも影響するので、ケガや痛みの少ない身体にもつながります。
先ほどの多裂筋にもありましたが、骨盤が締まると仙骨が十分に引きあがります。
すると横から見た時の背中からお尻のラインが30度から35度のカーブを描き、ヒップアップして見えます。
骨盤を締めることにより、骨からヒップアップすることが可能になるのです。
まとめ
仙腸関節は、身体の中心にあり、上半身と下半身を安定してつなぎながら、バネのように衝撃を吸収してくれる存在です。
車でいうと車の揺れを吸収してくれるサスペンションです。
日常生活はもちろんですが、スポーツを行っている方やエクササイズなど身体を動かしている方は特に、運動での故障を引き起こさないためにも、サスペンションである仙腸関節の動きをスムーズにしておきましょう。
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