こんにちは、柏です

関東も梅雨入りし、雨が降って外に出られない日も多くなってきました。

天気の影響　+　もともとインドア　なこともあり6月に入ってから読書の時間が増えてきました

読書の梅雨(と私が勝手に言っているのですが)に今回ご紹介するのはこちら↓↓







～フリーター、家を買う。～　有川浩




～　アルバイトを転々としながら小金が溜まったら仕事をやめ自宅でゲームをして過ごしている、そんな25歳のフリーターが今作の主人公

気が強くしっかり者の姉は遠方に嫁ぎ、気の優しい母親と仕事は出来るけど酒癖が悪い父との3人暮らし

主人公と父親は折り合いが悪く、父の酒癖が発端で近所からのけ者にされていた母親の寿美子はストレスからうつ病を発症してしまいます

元々は気の優しい主人公はそのことにショックを受け、心を入れ替えて働くことに　～




仕事はできるけど自分本位な父親　優しく気の弱い母親　少し前の日本でよく見かけそうな家族ですよね

実家暮らしで子供っぽかった主人公が、いつしか一目を置かれ後輩からも頼られる存在になっていったり

『甘ったれ』の主人公が自分の欠点に気付きそこから成長していく、そんなお話です


世間知らずの主人公と頑固な父親がぶつかりながらお互いを認めて変わっていくのは読んでいて「いいぞ、」と応援したくなるし

職場でのちょっとした恋のお話もあって、主人公と同じ気持ちになりながら最後はほっこりできる作品です！



有川浩さんの著書には他に『三匹のおっさん』『図書館戦争』『県庁おもてなし課』などがあり

映画やアニメ、ドラマとジャンルを問わず映像化されることが多いです(フリーター～もテレビドラマ化されています

どの作品も親しみやすく読みやすいからかな、と思います。有川さんの作品は基本おススメです

基本ハッピーエンドで終わる作品が多いので、お店で見かけたら手に取って数ページめくってみて下さい！



　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　柏