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梅か桜か
2021-02-23おすすめ
福田
私がビートルズをほとんど聴いてないのは、
「ストーンズの方が好きだから」です。
逆に、ビートルズを聴きストーンズは聴かない人もいます。
このビートルズ派かローリング・ストーンズ派か、というのは
日本だけらしく、本国イギリスでは2つはまったく別物で、
こおいった派閥は無いそうです。
いつからか、勝手に二者選択にして片方を好み、もう一方は食わず嫌い、という癖が私にはあります。
今回はその歴史を振り返ってみます(たいした歴史はないけれど)。
↑ROLLING STONES『NO SECURITY』
ウルトラマンか仮面ライダーか。
どちらも見ていました。
仮面ライダーの悪者は人間サイズで気味悪く、
ウルトラマンの方が安心して楽しめました。
アルセーヌ・ルパンかシャーロック・ホームズか。
小学生が推理小説に目覚めると、どちらかに分かれました。
私はルパンでした。
ゆえに、今の今までシャーロック・ホームズはまったく読んでません。
今、読んだらかなりハマるかもしれません。
ルーカスかスピルバーグか。
ジョージ・ルーカスの『スター・ウォーズ』とスティーブン・スピルバーグの『未知との遭遇』が
同じころ封切られ、私は『スター・ウォーズ』を観ました。
その後、ルーカスは監督を退き、スピルバーグは今も作り続けています。
映画の才能は全然ルーカスの方が上だと思います。
ベータかVHSか。
これはリアルな対決でした。
母の仕事の関係で、我が家は早くからソニーのベータの機械がありました。
当然ベータが一般化すると思っていたので、VHSが勝ったのは意外でした。
B&Bかツービートか。
MANZAIブームというのがあって、この2組がトップ争いをしていました。
漫才のうまさはB&Bでしたが、感覚的にはツービートが好きでした。
関西と江戸前の芸風の違いですね。
手塚治虫か石ノ森章太郎か。
手塚治虫は大好きで、石森(当時)章太郎はほとんど読んでません。
マイケル・ジャクソンかプリンスか。
物凄く対照的な2人です。
子供のころからのスター・マイケルと成り上がりプリンス。
自分のために世界中から楽曲や才能を集めるマイケルと、
自分の楽曲を世界中の歌手に渡し映画監督まで自分でやるプリンス。
常に売れ線を狙うマイケルと独自の道(歌の無い演奏だけのアルバムもある)をひた走るプリンス。
私はプリンス・ファンです
ピストルズかクラッシュか。
ピストルズだけです。
クラッシュは真面目そうで(イメージです)。
志ん生か文楽か。カラヤンかバースタインか。
わかりません。
志ん生も文楽もカラヤンもバースタインもちゃんと聴いてないので。
三島由紀夫か安部公房か。
この2人はあまり比べられませんが、同時代で共にずば抜けた才能が有り、
しかし思想も生き方も作品も対照的な作家です。
たがいにリスペクトし、三島は
「俺がクーデターを起こしても安部だけはかくまってやる」と言いました。
私の十代はひたすら安部公房で、高校の時、全集(当時の)を読破しました。
三島を読みだしたのは二十代になってからです。
ハマりました。
今も時々読みます。
でも安部公房の全集(再編集版)も集めてます。
ヴェンダースかヘルツォークか。
ドイツの映画監督ヴィム・ヴェンダーズとヴェルナー・ヘルツォーク。
蓮實重彦によると、この2人を同時に好きになる事はありえないそうです。
利口か馬鹿か。
まともか狂気か。
私はバカで狂気のヘルツォークです。
篠山紀信か荒木経惟か。
東京下町の似た環境で育ち、全く逆ベクトルの2人。
どちらの写真も好きです。
人間的にはアラーキーの方が面白いと思ってました。
何年か前、あるトークショーでナマ篠山を見たのですが、壮絶にチャーミングな方でした。
ちなみに、海外では荒木は有名ですが篠山はまったく無名だそうです。
ドストエフスキーかトルストイか。
同時代のロシアの世界的作家。
どちらも歴史的長編小説を書いてます。
ドストエフスキーはほとんど読んでますが、トルストイは『復活』と『戦争と平和』だけです。
私なりに違いを言うと、トルストイは大合唱です。
多くの登場人物がそろった歌声で歌い上げます。
ドストエフスキーはカオスです。
大勢がそれぞれ勝手に別々に動き、わめきます。
もちろん私はドストエフスキーが好きーっ。
梅か桜か。
もちろん、桜もきれいですが、梅の方がテンション上がります。
これはかなり好みが分かれるのでは。
桜が群舞なら梅はソロダンスです。
桜が大手企業のチェーン店なら、梅は個人経営のお店です。
桜がアイドルなら梅は個性派俳優です。
あと常々思うのですが、桜の歌は多いのに梅ってありませんよね。
「さくらー さくらー」
と、日本語の歌に文字数が合うのでしょう。
梅だと
「梅 梅 梅 梅!生き埋め!」
といったパンクくらいです(創作)。
それでも梅の方が好きです。
LUXASには「梅」こぶ茶があります。
ポップを西口の工作員(諜報活動をするのでなく図画工作をする)山口さんに頼みました。
謎のキャラクター「梅こぶ茶君」が登場するなど、
いつものように余計な(いい意味で)仕事をしてくれました。
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