春から夏への変わり目に当たる今の時季には不調が現れやすくなります。症状はさまざまですが原因は自律神経に集約されます。自律神経には身体を活発に動かす「交感神経」と、リラックスモードに切り替える「副交感神経」があり、昼夜のリズムと連動して身体を司っています。季節の変化に身体が追いついていないことに加え、新生活やコロナ禍の影響でバランスが崩れてしまっているからだと考えられます。

「めまいや頭痛がずっと治らない」
「寝付きが悪く朝もスッキリ起きられない」なんて事がありませんか?

「気象病」と言うのがあります。低気圧と高気圧が頻繁に入れ替わることや、寒暖差が激しいことが原因だとされています。これは普段は体に何の問題がない健康体の人であっても、季節の変わり目はどうしても体調を崩しやすくなってしまう原因の一つです。

耳にはこの自律神経を整えるツボや揉みほぐす事で肩首周りの緊張を緩める効果があります。
やり方としては簡単です、「つまむ」「揉む」「引っ張る」です。ここでは自律神経を整えるツボ「神門」も圧しながらやってみましょう。

「神門」はココにあります。前回紹介した頭ほぐしとセットでやってみる事をオススメします。慣れてくると自分の圧し揉みほぐす強さや、硬くて気持ち良いポイントがわかってくるのでいろいろと試してみると良いでしょう。

①耳の裏側に親指を置き、人差し指でつぼを圧して揉みます。
②つぼとその周辺を中指と人差し指でていねいにこするようにします。つまめる箇所はつまんでほぐします。
③つまんだまま前側へ引っ張ります。
④耳の上部、中央、耳たぶを順に引っ張ります。
以上を3回繰り返します。

すごく簡単ですね、ですがやり終えてみると耳がポカポカと熱くなっていると思います。最初は痛いと思うので力加減に気を付けて行なって下さいね。

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