では食材では？まず【ブドウ糖】からみると・・・『穀類』これは消化吸収がとても良くブドウ糖として素早くエネルギー補給に繋げられます。それから『バナナ』。バナナは糖質（ブドウ糖）に加えてビタミンB6がとても豊富でこれ１本で疲労回復に持って来いです。またマグネシウムも豊富なので疲労感や筋肉痛の緩和、精神安定の効果もupされることが期待されます。次に【ビタミンB6】でみてみましょう。もちろんバナナの他に『豚ヒレ肉』や『マグロ』『カツオ』『鶏むね肉』などに含まれております。また豚肉には【ビタミンB1】も豊富でエネルギーを効率よく生み出させてくれますよ。鶏肉はとても気軽に摂取できる食材です。疲れたときの活力源にぜひ献立に加えてください。

『豚肉』で出て来ましたビタミンB1は『うなぎ』や『玄米』などの『未精製の穀類』『豆類』にも含まれています。前述にもありましたがビタミンB1は体内での糖質の代謝に関わるためエネルギーの産生や疲労回復に役立つのでしたね。それから疲労物質を溜めない為には抗酸化作用を持つものの摂取も大切です。『じゃがいも』や『トマト』は、抗酸化作用を持つ【αｰリポ酸】が豊富な食材です。蛇足ですが・・・【αｰリポ酸】は別名「チオクト酸」とも呼ばれるビタミン様物質でなんと細胞中のミトコンドリアにあるそうです。最後にビタミンB1の腸吸収の効率を高めてくれる物質に【アリイン】と呼ばれる植物性イオウ化合物があります。これは『ニンニク』や『ネギ類』に含まれ、『にんにく』を切るなどして細胞から出たときに【アリシン】に変換され、ビタミンB1と結合して【アリチアミン】に。アリチアミンなることでビタミンB1の腸吸収を高めてくれるようですよ。