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楽々通信vol.86 辛すぎる首のコリ・目の疲れ、実は“靴下”にあり!?その③
2023-08-09スタッフブログ
有馬 ARIMA
前回は足の安定化が身体の安定化に必要不可欠である、ということをお伝えしました。
例えば、「ねこじゃらし」は手元で小さくゆらしただけで、その先端は大きく揺れますね。身体も同様、足元がぐらつくことで、頭に向かうにつれて揺れは大きくなっていくのです。
しかし実際にはそんな「揺れ」を普段感じることはそうそうありません。
身体は揺れをや衝撃をうまく吸収・分散してくれていますが、それだけ後頭下筋群をはじめとする安定化機能が頑張ってくれているからなのです。
これは眼の疲れや首肩の凝りのみならず、「歩くとすぐ足が疲れる」「背中腰が張ってくる」ということにも関係してきます。それだけ無意識的・自動的にぐらつきや衝撃を緩和しようと身体が頑張ってくれている証でもあるのです。
前回記事
https://www.toho-massage.com/salon/gotanda-east/news_detail.php?mode=preview&id=3748
ということで「足」がしっかりと安定して身体を支えられるように、「足裏本来の機能」を活かすことが、頭部の安定化をより楽にし、首肩こり・眼精疲労の負担軽減、それだけではなく背中や足腰の張りにも好影響を与えてくれる可能性は非常に高いというわけです!
つまり言い換えると、『足裏の機能改善は、身体全身“楽”になるための第一歩である』ということですね!
そこで必要になるのが「足裏のアーチ」の機能です。
足のアーチとは皆さんもご存知のとおり『土踏まず(ツチフマズ)』もその1つです。
そして実は『足裏のアーチ』は全部で“3つある”ということをご存知でしょうか?
どういうことかというと、足裏の中で特に重心を支えている部分は3つある
んです。『踵』『親指のつけ根(母趾球)』『小指のつけ根(小趾球)』
です。
それぞれを結ぶ線(踵-母趾球、踵-小趾球、母趾球-小趾球)がそのまま『3つのアーチ』になるのです(「土踏まず」は踵-母趾球の間のアーチということですね)。
(あ。やばい。説明が長くてまた尺が足りなくなってきた。。焦)
…………と、いうことでですね!!むずかしいことは置いておいて、足裏の機能をしっかり使えるようにするにあたって、『靴下が足裏機能を制限してしまうことがある』ので、『この靴下はやめておいた方がいい!』を発表します!!
(モデルの関係上、わたくし自身の足を使っていますので念のため【※閲覧注意です。】はい、「毛」的な意味です。)
それでは発表いたします。
こちらです!!!
そうこの『フットカバー』あるいは『カバーソックス』と呼ばれるものですね!
もちろん!!!解説の前に予め強く断っておきますが、ファッションとして否定するつもりは断じてありません!!そしてお仕事上の靴によっては履くことがある種マナーである、というご事情も存じております!『あくまで“足底の機能”としてみたときに、“有馬が個人的に”「おすすめしない」』ということなだけなので、一切他意はないことを宣言しておきます!ファッションとしては良いんですよ、本当に!そこだけは絶対に口出ししないのが私のポリシーです!(なんの宣言だっけ??)
注目していただきたいのが、つま先・特に親指と小指です。浅い靴下をむりやりキツキツで履くせいでつま先が詰まって窮屈、全部の指が少し丸まって、特に小指なんては薬指に向かって斜めになっちゃってますね。これは一見、「足の指だけが詰まっている」様に思えますが事態はそう簡単ではありません。指だけでなく足の甲の骨「中足骨(ちゅうそくこつ)」も左右から締め付けられ満足に開けない状態に陥ってしまっています。
先ほど足裏を支える点には「母趾球」「小趾球」があるとお伝えしました。その母趾球・小趾球があるのが正に「中足骨頭(ちゅうそくこつとう)」なんですね。つまり中足骨が満足に開けないということは、その時点で既に『踵を含む3点支持の位置関係が崩れる』ということなんです。本当は足裏が3点で支えられているはずなのに、3点じゃなくなってしまう。支持点が1点に近くなってしまっている。本人は普通に立ってる(と思っている)のに、実状は『足裏“竹馬”状態』でグラグラの不安定です。それを各種筋肉でもって支えてるんですから、そりゃあ張ってこないはずがないですよね。
おまけに、実際履いてみてわかったのですが、足指が軽く曲がって窮屈になるので血流の流れが悪くなり『むくみ』の原因にも充分なりえます。
眼を使うことが多い人は先の『視点と頭部の安定』の機能に加えて、そのグラつき対応にまで筋力を動員しなくてはならないのですから、それは疲れて当然の結果です。
これは施術者としての私の極個人的な経験ですが、『めちゃ強い首肩凝り、特にウナジ(後頭下筋群)の辛さを訴える方』の足元をみると、“この靴下”を履いている事が傾向として多いです。
そして『辛すぎるあまり、足元なんて考えにも及ばない』方も多いので、繰り返し繰り返し、「首肩“だけ”」の施術を続けては、「良くならないなぁ……。なんでだろうなぁ……。」とお悩み続ける……。
私が施術者ではなく純粋に数字だけ追う商売人だとしたらそれはそれは大喜びだったでしょうが、なんともやるせない気持ちになることもあります。
さて、「首肩のこり」の改善。果たして、「そこ“だけ”」のほぐしで本当にいいんでしょうか?
いかがでしたでしょうか。靴下が招く首肩の凝り。
お辛い症状、一度“足元”から見直してみませんか?
ということで、次回以降も足裏からの解説を続けていきます!!
(まだ続くの!?)
最後までお読みいただき、ありがとうございます!!
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